idenshi195ワークショップオーディション レポート

みなさまご無沙汰しております。
idenshi195制作部です。


前回公演から早いもので5ヶ月が経ちました。
そんなidenshi195は先月7月中旬、初のワークショップオーディションを実施しました!

2017年2月に行われる次回本公演に向けて、新たな出会いを求めて実施することになったのですが、
idenshi195メンバーも、
「募集して、果たして人は集まるのだろうか…」
「プロでも難しい、と仰る方が多い言葉の楽譜に、若手の方は取り組みたいと思ってくれるだろうか…」と、ドキドキしつつ告知したのですが、予想を遥かに上回る応募をいただきました!
本当にありがとうございました。



というわけで、今回のブログではこの3日間のワークショップオーディションの模様をレポートしたいと思います!

WSオーディション当日、
書類選考をくぐり抜けた16名の方と会場にてお会いすることができました。

WS初日は、巷で話題の歩いてモンスターをゲットするアプリの配信初日。
駅前がスマホを持ってゲームに勤しむ人で溢れる中、ワークショップ会場も参加者の皆さんの熱気につつまれました。

初日は、主宰高橋から我々idenshi195の概要と、今回の公演についてを簡単に説明した後、
メンバーの山下が「身体作り」のコーチングをするところからスタート。
朗読で身体作り? と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、idenshi195で求められることは芝居と同じです。
長時間の安定した、お客様に伝えるための語りには、安定した発声が、安定した発声には身体の軸ができていることが不可欠なのです。

一人ずつ身体をチェック。
「お、皆さん姿勢はいいですねー」と山下。
制作部スタッフも、椅子に座って参加者の皆さんの真似をしておりました。

そしてシアターゲームを実施し、参加者同士のコミュニケーションをはかりました。
※シアターゲームとは、目的は様々ですが、身体を動かすゲームを通してコミュニケーションや感情開放をはかるものです。
主に演劇の稽古場で行われます。
朗読のワークショップでシアターゲーム! 稽古場をペアになって動き回る参加者の皆さん。
身体を動かすと、わかることも多いのですね。これもまた、新鮮な光景でした。


基礎的な身体作りのパートが終了し、主宰高橋にバトンタッチ。いよいよ「語り」パートに入っていきます。

そもそも「語り」とは、という価値観の共有からスタート。
朗読に限らず、表現の世界では、それぞれの現場で求められるものがまったく違うものです。
まずはベースとなる価値観の共有をしていくことが重要なのです。

idenshi195、また高橋が外部で作演出を担った作品をご覧になった方ならお分かりいただけると思うのですが、
「聴いていると、見ているのは目の前にいる役者のはずなのに、なぜか映画のように情景が浮かぶ」
という体験をする方が非常に多いです。
これはなぜか、
どのように作っているのか、
そういったことを理解したうえで、実践に入っていきます。

語りパートで、実際に具体的にどんなことをしたのかは、企業秘密です^^

そして、いよいよ実際に本番で使う「峠三吉」の詩集から一遍の詩が配られました。
配役が発表され、休憩を挟み、実際に読んでいく事に。



写真はウォーミングアップをしながら配られた台本に目を通す参加者の皆さんの様子。
(とても静かで緊張感漂う空間なので、邪魔しないように無音カメラでパシャリ。)

参加者のみなさんの緊張と「やってやるぞ!」という想いがビリビリ伝わって、スタッフも緊張しつつもうれしい時間でした。


そして一日目は終了。
笑顔で「また明日もよろしくお願いします」と参加者の皆さん。
素直にいろんなものを受け取って持ち帰ってくださる皆様の姿勢に、
メンバーは暖かい気持ちになりました。



二日目。

二日目も、全員の参加者の皆さんとお会いすることができました!
そして皆様1日目よりも心なしかエネルギッシュに、かつ和やかな雰囲気になっています。
この様子をみて、メンバーも一安心。

二日目も山下担当の発声・ワークから。
この日は身体作り発声のあとに「音楽に乗せて身体を動かす」というワークも。
場の空気を感じ、表現する力が試されます。
1日目も「え?朗読のワークショップでこんなこともやるの?」という驚きの連続でしたが、
さすが素直で飲み込みの早い若い俳優の皆さん。
稽古場を所狭しと動き、全身で表現を模索していました。


そして…
いよいよ「言葉の楽譜」に挑戦!!!

耳で聴いたときに飽きない特殊な工夫を施された「言葉の楽譜」形式の台本です。
一日目で用いた詩を元に、高橋がワークショップのためだけに書き起こしたものが配られました。

参加者の皆さんはもちろん、初めての挑戦となります。(他ではやっていないので!)

台本を渡されてからは、和やかなムードに緊張感の色が強く混ざっていきます。

案ずるより産むがやすし、ということで
早速チーム分けして楽譜スタイルの語りと演出を体験。

すると…

みなさん、すごい。
ぐちゃぐちゃになったりせず、頭から終わりまでスムーズに流れていきました。

初めてとは思えない、レベルの高さ。
もちろん、技術的な面や表現のレベルにばらつきはありましたが、
素直な参加者のみなさんの取り組み姿勢が表現につながり、
初めての読みにも関わらず、みんなでひとつの想いを共有し表現しよう、気持ちをつなごう、という意思が感じられたのが印象的でした。

主宰高橋もその様子をみて、
普段の稽古の演出と変わらないダメ出しをしていきます。
そしてそれに答える参加者のみなさん。
「もう稽古ですね」と演出補の山下。
「あれ…? 確かにワークショップというか、普通に稽古だね」とふとわれに返る高橋。
参加者のみなさまの表情も「難しいそう…できるのか…」という不安から「もっとやれる!」という前のめりな様子に
変わっていきました。


充実の二日目も終了。
この日も駅前には、たくさんの大人が童心に返ってモンスターを捕まえようと立ち止まっておりましたが、
なんだか「コミュニケーションっていいな」「素直な気持ちって大事だな」と、人々をみても思う次第。
幸せモードなメンバーなのでした。



ワークショップオーディション最終日。

今日はいよいよ、昨日までの稽古を踏まえた発表です。
本番は一回きり。
稽古したものをなぞるのではなく、
その場でうまれたものを共有する。
ほかの表現者のことを、お客さんのことを信頼する。
稽古の中で言われたそういったダメ出しのキーワードが、
見ているスタッフの中でもぐるぐるしています。
きっと参加者の皆さんの中ではもっと、いろんな言葉や想いが渦巻いていたに違いありません。

最終的な調整稽古をして、
Aチーム・Bチームに分かれての発表。

どちらのチームも、基本を抑えつつも、個々の役者の個性が反映され、
まったく違う雰囲気に仕上がり、「生」である良さがとても出ていました!!


最後に参加者の方々ひとりひとりから感想をいただき、
3日間のワークショップオーディションは無事終了。
全員の方に通して参加いただき、目に見えた変化が生まれたことにメンバー一同も大感激でした。


残念ながらオーディションという形式をとっている以上、
本番ではご一緒できない参加者の方もおりますが、あくまでも作品や声のバランスの都合上。
みなさんが意欲的に「言葉の楽譜」に触れ、表現に携わってくださったことで、
言葉の楽譜の未来が明るく照らされました。
idenshi195メンバー一同、心より感謝しております。

さて。
そんなワークショップオーディションを潜り抜けた方々が、
2017年2月18日のidenshi195本公演 「峠三吉 生誕100年 平和祈念特別公演」
に出演します!
まだ少し先ではありますが、詳細が確定次第こちらでも随時お知らせして参ります!
皆様お誘い併せの上ご来場くださいませ。
cafe_0.jpg

また、上記チラシに記載されているもう一つの日付「20170806」、
2017年8月には、毎年開催されているイベント『ピースヒロシマ』への参加が決定しました。
こちらは、スペシャルバージョンとして上演いたします!

『ピースヒロシマ』は、今年も8月6日に開催されます。
2月の本公演でピアノ演奏を担当される上畑正和さんもご出演されますので、
皆さま、是非足をお運びくださいませ。
http://www.peacehiroshima.com/
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